2025.09.14 12:17うめだ抄 (八月号から)二人 溢れ出す想いを包む二人称 のりお 二人ずつ二人ずついる中之島 六 点微妙医者行こか家で寝とこか七度二分 美也子ノンアルにしても微妙にいい気分 加 代手古摺る もう二度と預かれへんわ孫なんて 八斗醁 文学と言われて黙る難解句 のぶよし乗る 金のこと...
2025.08.05 17:07うめだ抄 (七月号から)むなしい 五十年働いたのに古古古米 良 岩 大谷君彼は他人の息子です さくら無茶 ロボットとちゃうで生身の体やで 八斗醁 もっと無茶言うてもええでお母ちゃん ばっは触れる どうしたのと猫の尻尾が触れてくる 元 伸 ちょっとだけ小指が触れたかも知れぬ やと...
2025.07.10 07:47うめだ抄 (六月号から)楽器 尺八が首振る聴衆も首を振る 灯 子 シンバルの音で目覚めたコンサート 健一郎くどい なんやかやと回りくどいが要は金 俊 雄 今が買い時テンションあげてジャパネット ヤギエ席(座席) 丸テーブルなのにきっちりある序列 加 代 極楽の補助席ひとつ...
2025.06.10 10:19うめだ抄 (五月号から)気の毒 不始末の兄のついでに叱られる 俊 雄 酒の味知らないなんて下戸なんて 灯 子無邪気 児に還る母は無邪気に笑うだけ 公 造 愛犬の甘噛み尻尾振りながら 六 点きわどい もうちょっとで妻に文句を言いかけた ひさゆき 怪しげなメールがとてもやさしくて ...
2025.05.08 14:43うめだ抄 (四月号から)ラスト 結局は金の話と言うことか 行兵衛 最後の日どの風景を見るのかな 由 江落ち目 通帳を預けた日から認知症 トラ子 おみくじは凶やし布団冷たいし 律 子ヤジ 引っ込めのヤジに手を振って応え 灯 子 ヤジとばす議員居眠りしていない 春日子有難迷惑 最...
2025.04.10 12:48うめだ抄 (三月号から)覚悟 飲まないと覚悟するからもう一杯 清 文 群れを出る象のハナ子は一歩ずつ すゞ代屁理屈 屁理屈をナンボ言うてもダメはダメ 春日子 年の順大きい方を先に取る 盛 隆おじゃん 今プツンと赤い糸が切れました 喜久美 癌告知終わったなあと壁を見る カナエ持ちつ持た...
2025.03.09 11:30うめだ抄 (二月号から)野生 ヒト科ヒト野生に戻る時が来た 緑 恋すれば猫もパンダもみな野生 髙 鷲厚い 罰当たり枕にするな広辞苑 昭 金貸して厚い友情ペラペラに 利 一ネコババ 自販機がお釣り沢山くれました 元 伸 お隣にうちのお皿が二三枚 灯 子拘る 定形に拘り柵抜...
2025.02.14 05:32うめだ抄 (一月号から)慌てる つまみ食いまだ食道をでていない 律 子 だってねと絡んで離れない小指 良 岩棚ぼた ユニフォーム白いまんまの不戦勝 さくら ほっぺにも可愛いキスをくれました 知 栄卑怯 NHKでNHKのコマーシャル 春日子 プロポーズごめんその時酔っていた 洋 志本(書物) ...
2025.01.19 11:08うめだ抄 (十二月号から)ごめん 絶対にあやまるもんかあんなヤツ しずえ ごめんやで遺族年金ありがとう すゞ代ぎくしゃく ハグなんてうまく出来ない昭和です 加 代 姑は嫁の化粧が気に入らず 聖 水白ける ラブラブの二人が混じる食事会 元 伸 中味よりずっと立派なのし袋 健一郎損 見...
2024.12.21 13:05うめだ抄 (11月号から)曲がる 履歴書のこのあたりから脇道へ 元 伸 月あかりへんこは影も曲がってる きよし邪魔 セルフレジはよ空けてえなおじいちゃん 春日子 手伝ってくれないほうが速く済む 六 点知らん 知らぬふりあなた優しい聴き上手 直 江 噂まく最後の言葉知らんけど ...
2024.11.07 11:32うめだ抄 (十月号から)無口 もう時効喋りなさいよあれやこれ ヤギエ いやらしい事考えている無口 六 点旅 関空のきつねうどんで旅終わる 全 彦 笑えたらいいね最後の旅の朝 柳 明鵜呑み 仕方なく飛び込んだけどセーヌ川 勝 士 疑わず右向け右に右を向く 公 造万事休す 眠れな...
2024.10.05 11:35うめだ抄 (九月号から)泣いてたまるか 泣くよりもウニに大トロ抹茶パフェ 律 子 嬉しくて泣き悔しくてバカヤロウ ふさゑほんのり 指先に摘んだ大葉のかおりする よしみ 社長室シャネルの客も来たらしい 行兵衛努力 とってつけたようにいただく努力賞 春日子 努力して美人になれるものならば 八斗醁と...